行き先さえも見つけられなくて 風に消えそうな記憶を 細(ほそ)い糸(いと)でゆっくりと引(ひ)き寄(よ)せる ざわめく心の声に耳を澄(す)まし 「一体(いったい)何(なん)のために  生(う)まれてきたのか…」 そう、問(と)い掛(か)けた 月はかわらず僕を見つめ 今はまだ応(こた)えてはくれない 聞かせておくれよ その声を… 見せておくれよ その夢を… 醒(さ)めぬ眠(ねむ)りに落ちても...

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