細く尖った針が 身体を突き刺し 硝子に横たえた翅 最後の光を放つ 瑠璃に込めた祈り 閉ざされて 見られて… 目醒めて… 迷って…… 優しい指と硝子の箱が これから唯一の世界 空を忘れて 動きを止めて 慟哭に溺れて 深い眼差し 真綿でくるみ 記憶さえも溶かしてく もう探せない… 無駄に広げた翅が夢に見てた世界 あれは昨日の扉 開けてはいけない わずかに注された水に 歪んだ境界 越えて...

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